食中毒対策 トイレスマホにご用心
2017/12/01
テレ朝のモーニングショーで食中毒対策をやっていました。トイレでついつい使ってしまうスマホですが、トイレでスマホを使うのはとても危険とのことです。食中毒に注意する項目として、トイレスマホの危険性を紹介していました。
解説をしてくださった東京医科大学 兼任教授、中村明子先生のお話をまとめました。
トイレにいる菌は・・・
菌は飛沫するので、水を流したときに1メートル四方に飛び散るという実験結果が出ています。
ですので・・・トイレのドアの取っ手、ペーパーホルダー、便座のフタ、水洗レバー、壁など、食中毒を引き起こす菌が至るところに付着しています。
例えば、O-157やサルモネラ菌などです。そして便座の菌の数値は4000とのこと。
調べたところ、スマホの菌の数値がこの数値を越えている人もいました。便座より汚れているということですね・・・。私も自信ありません (・_・;)
ふと思ったのですが、「飛び散る」という観点でみたら、もしかして使い捨ての簡易トイレの方が安全ってこと?もちろん便の処理や手洗いは徹底しなければいけませんが。
大腸菌はトイレットペーパーを通す
便に含まれている大腸菌は簡単にトイレットペーパーを通します。
大腸菌を手に付着させないためには、トイレットペーパーが20枚は必要だそうです。ビックリです。私、そんなに使っていません。私の手はやっぱり菌だらけということです (^^;)
濡れている場合は特に通しやすく、洗浄便座を使っている場合はより通しやすいそうです。
だからトイレの後の手洗いは大事なんですね。
ここまでの話は、トイレットペーパーの三角折り問題にも通じる気がします。
結局トイレの中は菌だらけなので、余計なものを持ち込まない、必要以上に触らない、余計なことはしない方がよい、ということでしょうしょうか。
トイレでスマホを使うと・・・
さて本題です。もう想像はつくと思いますが、
トイレでスマホを使う → 飛び散った菌がスマホに付着 → 手を洗ったあとにスマホを使う → 菌がまた手に付く ということになります。
菌の付いたスマホを使うことで、菌が手に付いたまま過ごすことになり、どこかのタイミングで口に入れば、食中毒の原因になることもあります。
ハンドドライヤーも要注意!
トイレにあるハンドドライヤーも要注意です。
ハンドドライヤーのタイプによっては使い方を注意しないと、手を菌だらけにしてしまうそうです。
要注意のハンドドライヤーのタイプ
手を差し込むタイプのハンドドライヤーは、菌が増殖する可能性があるので注意が必要だとのこと。
菌が増える経緯は、
・水滴とともに手の菌や皮脂が機械に付着する
・風の吹き出し口に菌が密集する
・温風とともに菌が手に付着
という流れで、菌が手洗いの前の2.5倍になるそうです。
ただし、最近は機械が自動的にアルコール除菌する、紫外線で除菌するなどの製品も出てきていますので、そういったものはこの限りではありません。
おススメのハンドドライヤーのタイプ
温風が上から下に流れるタイプがありますが、これは大丈夫とのことでした。
ハンドドライヤーの使い方
手が生乾きだと菌が増殖し続けてしまうため一番危険です。
それを回避する方法は、
・50秒かけて完全に乾かす
・手を出し入れするときに機械に触れない
ということですが、50秒って結構長いですよね。
混雑時はそんなに長く使っていられないので、対策としては、ペーパータオルやハンカチで拭くのがよいそうです。
体への影響
口から入った菌の影響は、健康な時は問題ありませんが、体調がすぐれないときは免疫力が弱っているので油断してはいけないとのこと。高齢者やお子さんは注意ですね。
対策のまとめ
対策としては、
・スマホの除菌をこまめにする
・トイレでは使わない
・ハンドドライヤーのタイプによって使い方を注意する
スマホの除菌はこまめにするのがよいですが、せめて1日1回くらいは除菌シートでスマホを拭いた方がよいとのことでした。スマホの裏も忘れずに拭いてくださいね。
私も早速除菌シートで拭きました (^^;
また、ハンドドライヤーについては、菌が増殖する可能性を考えると、ペーパータオルやハンカチを使用するのがよいようです。手に水分が残らないようにしっかり拭きましょう。
(ココ)
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました 😛