失敗しないFFヒーターの定期メンテナンス
2017/12/22
寒いときの車中泊に便利なFFヒーターですが、使わない時期でも毎月1回のメンテナンスが必要だということはビルダーさんから聞いていると思います。
やり方は簡単ですが、実際にやってみると、うまくいかない場合があったので記録しておきます。
FFヒーターの機種
我が家で使っているFFヒーターは、ベバスト(Webasto)製の AirTop 2000STC という機種です。
ベバスト社はキャンピングカーの架装では有名な会社です。キャンピングカーショーでもお目にかかります。ちなみに我が家は冷蔵庫もベバスト製を付けてもらっています。
使わない時期も月1回のメンテナンスが必要
このヒーターの燃料はガソリンです。車のガソリンタンクから燃料をもらって燃焼します。
タンクから配管を通じてガソリンが供給されるのですが、使っていないと前回の燃料が配管に残ったままになってしまいます。長期間使ってないとガソリンは劣化してしまいますが、しばらく使っていないと、この劣化したガソリンを次に燃焼させて使うことになります。感覚的ですが、これってあまり良くないですよね。
そこで、配管に残ったガソリンが劣化する前に、FFヒーターを稼動させて、燃焼させてあげるのです。それ以外にも、ヒーターの釜の劣化を防ぐという意味でも、燃焼させてあげるのが良いそうです。
メンテナンス作業
メンテナンスの作業は簡単です。
FFヒーターをONにして最大(強)にセットします。燃焼だけなら10分程度でもよさそうですが、釜のことを考えて、1時間半程度、このままONにしておけばOKです。
FFヒーターメンテナンスの注意点
実際にやってみると、途中で止まっていることがありました。やり方が良くなかったようなので、注意すべきことをまとめておきます。
特に、暑い夏のタイミングで実施するときに注意すべきことなので、ご参考にしてください。
FFヒーターが停止していた
運転させると、少しして「F10エラー」が出ました。
エラーは機種によって見方が異なりますが、我が家のAirTop 2000STCでは、ダイヤルのLEDの点滅回数によって判断できます。
停止した原因
夏の暑い屋外に長時間駐車していたときなど、車(車内)が暑い状態だとFFヒーターがオーバーヒート状態になり運転が停止するようです。
対策と確認
メンテナンス実施の際に、以下に注意すればよさそうです。
・車内が涼しい状態で、FFヒーターのスイッチをON(ダイヤルを全開に回す)にする。
・運転が開始して、涼しい風が出てくる。このときの風はまだ熱くない。ヒーターの奥のほうでカチカチという音が聞こえるときがある。
・5分程度待つと、ボッという燃焼音が聞こえてきて、少しすると暖かい風が出てくる。
・数分で、熱い風になって出てくる。
・この状態で、1時間30分運転を続ける。
・車内からは聞こえにくいが、外ではボゥボゥと燃焼している音が確実に聞こえる。
以上を参考に、夏のメンテをしっかりして秋からのシーズンに備えましょう。
(ペリ)
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました 😛
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