キャンピングカー選びで後悔しないためのチェック項目
2021/11/10
キャンピングカーを選ぶときに、目的、使い方について考えていくと、キャンピングカーでどんなことがしたいのか、キャンピングカーに何を求めているのかが見えてきて、選びやすくなり、失敗も少なくなるのではないかと思います。
私たちの経験
キャンピングカーショーや商談会などでは、気持ちが盛り上がり、冷静さを欠いてしまうこともあるのではないでしょうか。
どんなキャンピングカーが欲しいのかを明確にしておかないと、雰囲気に流されて勢いで購入を決めてしまうこともあるようです。
実は私たちもそうでした。
キャンピングカーを買うことを決め、ある商談会に行きました。
買うつもりですから、目的や使い方と照らし合わせながら見て周り、候補になった車は見積もりももらいました。
あるビルダーさんに、「今申し込んでも納車は8カ月先だから、仮でいいので申込みをしたほうがよい」とプッシュされ、取り下げも可能だったので、仮申し込みをしました。正直気持ちが盛り上がっていました (^^;)
申し込んだ車はベッドが前に、ギャレーが後ろにあるタイプでした。駐車場の関係で、車高が低い車しか選べなかったため、8ナンバーならこのレイアウトしかありません。
でもそれまでの車中泊の経験から、ベッドにした状態でもスライドドアからの乗り降りをしやすくしたいという思いがあり、それが最後まで引っかかっていたのです。
本当にこれしかないのか?と見ていたら、3ナンバーという選択肢があることを知りました。これなら前にギャレー、後ろにベッドというレイアウトにできます。
仮申込みをしたところには申し訳なかったのですが、取り下げて3ナンバーを選びました。
真剣に、慎重に見て周ったつもりですが、こんな失敗がありました。
参考記事:わが家のキャンピングカー選び レイアウトについて考える
目的、使い方の確認
参考にいくつかチェック項目をあげてみました。あくまでも一例ですので、適宜追加してくださいね。
誰と
□家族
□子供がいるか
子供の成長までを見込んで選ぶ、成長したら買い換えるなども
□夫婦二人
□自分ひとり
□友人
□親族
□ペット
など
何人で
□大人は何人?
□子供は何人?
□ペットは?
□年齢
など
どこへどのような目的で行くか
□キャンプ
□観光地
□登山のための登山口までの移動
□温泉巡り
□秘湯巡り
□コンサート観覧の遠征
□テーマパーク巡り
□スキーやサーフィン、釣りなどの趣味
など
どのような使い方をするか
□街乗りと兼用したい
□寝られればよい
□料理はしないのでギャレーは小さくてよい
□車の中で料理をしたい
□トイレを使いたい(固定式、ポータブル、簡易)
□シャワーを使いたい
□長旅で使う
□1,2泊程度の旅で使う
□季節を問わず車中泊したい(夏の対策に要クーラー)
など
買う理由を思い出す
どうして欲しいのか、どうして買おうと思ったのか、もう一度思い出してみましょう。
例えば
□ペットと一緒に出掛けたい
□家族で出かける機会を増やしたい
□車中泊をしやすくしたい
など
譲れない条件は?
チェック項目を例として幾つかあげましたが、どのような場面で使うかをイメージしてみると、キャンピングカーに求めるものがハッキリしてくるのではないでしょうか。譲れない条件も出てくると思います。
そこで最後は、譲れない条件を考えてみることをおススメします。
特にない人もいるかもしれませんが、例えばわが家の場合は、
・バンコン
・車は、現在の駐車場に入るサイズ
・ベッド展開が楽
・ベッドにした状態でスライドドアからの乗り降りがしやすい
・運転時、助手席側の後ろの見通しがよい
という具合でした。
譲れない条件は必須ですから、これを軸にして+目的と使い方に合うかどうかで探して決めました。
後悔しないために
最初から完璧なものを選ぶのは難しいかもしれません。予算やその時の生活環境を踏まえて、将来の買い換えを視野に入れて選ぶということもあるでしょう。
とは言え、できるだけ後悔はしたくありません。現時点でせめてベターな選択にたどり着きたいものです。
後悔しないためにも、欲しいキャンピングカーの条件を明確にして、冷静な目で見れるよう準備できるとよいのではないでしょうか。
参考:キャンピングカーの主なタイプ
キャンピングカーにはいろいろなタイプがあります。
それぞれ特徴があるので、目的にあったものを選ばないと後悔することになります。すごーく簡単にですがご紹介します。
ワンボックス車をベースにしたバンコン
日常生活でも使えるのが利点ですが、その分居住性は悪くなります。街乗りと兼用したい、寝られればよい、狭い場所に行くことが多い、1、2泊程度の旅が多い、などに便利です。
トラックの荷台に居住スペースを載せたような形のキャブコン
バンコンと比べると駐車場の制限や価格が高いなどありますが、居住スペースが広く、快適な室内が魅力です。断熱性、遮断性にも優れ、車内で料理をしたり、トイレやシャワーを付けることもでき、長期の旅も可能です。
マイクロバスをベースにしたバスコン
人を乗せるためのマイクロバスをベース車に使っているので、走行時の乗り心地がよいとのこと。駐車スペースや維持費の問題もありますが、居住スペースにはゆとりがあるので、ゆっくりとくつろぎたい、人数が多い場合などに選ばれることが多いようです。
専用のシャシーを架装したフルコン
専用のシャシーにキャンピングカー用に製造したボディーを載せています。大きさや値段の問題はありますが、キャンピングカー専用なので、車の中で生活できる移動する家です。キャンピングカーに乗る人は憧れると思いますが、日本の交通事情や駐車場事情では使えるシチュエーションが限定されるでしょう。
乗用車などが牽引するトレーラー
乗用車がトレーラーを牽引するので、目的地に着いたらトレーラーを置いて、乗用車で出かけることが可能ですし、日常使いもできるため2台持ちの必要がありません。駐車場や運転の慣れなど気になる点もありますが、居住性や経済性ではメリットがあります。
軽自動車をベースにした軽キャン
軽キャンの魅力はお値段と維持費の安さです。乗用車とキャンピングカーの2台持ちしたい場合にも購入しやすいです。狭い道や街中でも取り回ししやすいなどのメリットはありますが、車内が狭い、動力能力に不満を感じるなど、遠出は少し辛いようです。使い道をよく考えて選ぶとよいようです。
・はじめてのバンコン選び レイアウトを検討する際のチェック項目
・キャンピングカー選びで後悔しないために、目的、使い方をチェック
・立体駐車場でも諦めないキャンピングカー選び(1)割りきり編
(ココ)
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました 😛