立体駐車場でも諦めないキャンピングカー選び(1)割りきり編
2020/07/15
車中泊やキャンプを楽しむ人は、いつかはキャンピングカーに乗りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
でもマンション住まいで立体駐車場だから、と諦めている人がいるかもしれません。
わが家もそうでした。立体駐車場だから諦めていました。
そんな方たちの参考になればと、私たちの経験をまとめてみました。
わが家も立体駐車場です。
諸事情により、普段乗りとキャンピングカーの2台持ちや、外に駐車場を借りることは選択肢にありませんでした。
そのため、立体駐車場におけるサイズのバンコンを探しました。
そして現在所有しているのは、そのバンコン1台です。街乗りにも使っています。
立体駐車場におけるバンコンを探したときの経験から、探す際のポイントをまとめました。
あくまでも私たちの個人的な見解ですが、もし参考になる情報があれば嬉しく思います。
立体駐車場におけるキャンピングカーとは?
立体駐車場におけるキャンピングカーとは、どんなものでしょうか?
おそらくキャブコンは無理でしょうから、バンコンになると思います。
まずは、駐車場に駐車可能なサイズを確認することから始まります。
ちなみにわが家の駐車場サイズは次の通りです。
・全長 5m
・全巾 1.85m
・全高 2m
・重量 2t
このサイズから、バンコンでしかも、ナローボディ、標準ルーフしか選択肢がありませんでした。
多少の違いはあると思いますが、「車が置けないから」と諦めているということは、駐車場のサイズはだいたいこのくらいなのではないでしょうか。
バンコンをいろいろ見てきて、駐車場の全高がもう少しあると選択肢が広がると思いました。例えば2m10cmとか。
2m10cmだったら、街中の大抵の駐車場に停められるので便利ですし。
もし駐車場に停められる全高が2mよりあれば、ラッキーと思ってくださいね(^^)
それから、注意するのは重量です。
わが家も、重量がギリギリで、ヒヤヒヤしました。
割り切りが必要
立体駐車場に入るキャンピングカーを選ぶのですから、割り切りは必要です。
例えば、
・車内での調理は考えない
・選べるレイアウトは限られると覚悟する
・常設ベッドは難しいと考える
などです。
わが家のバンコンは二の字シートです。
いつもベッドの状態にしているので、常設ベッドと言えなくもない???(^^;
車内は思った以上に狭いです。
キャンピングカーというよりも、車中泊仕様の車と割り切れば満足できると思います。
最小のバンコンでできること
車中泊仕様と割り切れば、満足度はアップします。
私たちもそうですが、ミニバンなどで車中泊をしてきた人にとっては、今まで不便に感じていたことが解消され、快適だと感じると思います。
私たちの車は、バンコンでもナローボディ、標準ルーフの一番小さな車体です。
その一番小さな車体でも、次のことはできます。
・サブバッテリー2つ設置
・車内灯が使える
・冷蔵庫設置
・FFヒーター設置
シンクは付けていませんが、自作のものを積んでいるので、手洗い、簡単な洗い物はできます。
ただ現在は法律が変わって、
・シンク
・調理設備
を付けるのは必須になっているので、これからバンコンを購入する場合は、使う、使わないは関係なく、必ず付く装備です。
でも、シンクを付けている人も、メンテが面倒だということで、実際には使っていない人もいるそうです。
いざという時に使えれば、普段は収納として使うことができます。
調理設備はカセットコンロでもいいようなので、積んでいても無駄にはならないでしょう。
※条件については、ビルダーさんなどに正確なところをご確認ください。
トイレは?
わが家では、折りたたみ式ですが簡易トイレを積んでいます。
とりあえず積んでいるのではなく、ちゃんと使っています。
折りたたみにしたのは、ポータブルタイプのトイレだと積んで置くのも、使う時にも場所を取るからです。
立体駐車場に置けるような小さなバンコンの場合には、ポータブルトイレは、スペース的にちょっと無理があります。
なので、組み立て式や折りたたみ式の方がよいと思います。
ただし使えると言っても、トイレ用のフリースペースを作るのは難しいです。
使う時だけカーテンなどで仕切って使うことになります。
車が小さいからこそのメリット
車体が小さいからこそのメリットがあります。
・たいていの駐車場に置けるので、駐車場を探すストレスがない
・山道や温泉街など、狭い道、狭い場所でも行ける
・キャンピングカーと気付かれにくい
・街乗りにも使える
何を楽しみたいかにもよりますが、山に行くことの多いわが家にとっては、車体が小さいことはメリットになりました。
諦めた方がよいもの
良いことばかり書きましたが、やっぱり「これは無理かな」ということもあります。
・大人数
・荷物の置き場があまりない
・荷物の出し入れが不便
・車内での調理
・夏場のエアコン
・ベンチレーター、ソーラーパネルの設置
思いつくのはこのあたりです。
大人数
人数については、就寝する人数によって、ベッドの広さが決まるので2人以上でも「寝られない」ということはありません。
でも定員めーいっぱいだと、かなり窮屈だと思った方がよいです。
荷物
荷物は、車内が狭いので置く場所も置き方も限られて、たぶん出し入れは面倒なことが多いと思います。
特に二の字シートは、シートの下が収納になっているので、荷物を出す際にシートを上げる必要があります。
そのお陰で広いベッドが確保できるとも言えますが・・・。
車内での調理
車内での調理は、正直諦めた方がよいと思います。
特にベンチレーターなど付いていなければ尚更です。
一応調理できる設備はついていますが、狭い車内で火を使うことは危険を伴いますし、車内がとても暑くなります。
そのため、わが家ではせいぜいお湯を沸かすくらいです。
調理設備がもし電子レンジだとして、電子レンジを使ったらサブバッテリーはあっという間に空になってしまいます。
サブバッテリーをこまめに充電できればいいかもしれませんが、冷蔵庫を使いたいなら、個人的には電子レンジはあまりおすすめできません。
電子レンジのために、サブバッテリーを3つも4つも積むとなるとかなり重いですし、場所も取ります。
現実的だとは思えません。
エアコン
電子レンジと同じ理由で、小さなバンコンにはエアコンは普通つけません。
夏の暑さ対策は、できるだけ標高の高いところに行くことです(^^;)
ベンチレータとソーラーパネル
最後のベンチレーターとソーラーパネルの設置は、駐車場の高さによります。
設置すると全高が高くなるので、駐車場の高さに余裕があれば付けられますが、わが家は付けられませんでした。
これらのことが実現できるのは、ある程度大きさがある居住性のよいキャンピングカーです。
そういうキャンピングカーを希望するなら、他に駐車場を借りる、という選択肢を考えた方がよいでしょう。
(ココ)
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました 😛
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